地震雲に関する投稿について    



 
管理人より
ご訪問ありがとうございます。
【地震雲】に関する投稿、および曇と地震を関連するような投稿について、
下記をご覧になった上で、投稿していただきますようお願い致します。

最近、他サイト同様、「地震雲」に関する投稿が盛んになっております。
当掲示板は、地震に関連する情報交換の場ですので、他の情報と同様に、
曇についての情報やご意見はとても感謝しております。
しかし、「これが地震雲だ」というような断定をした投稿につきましては
今後、削除対象とさせていただきますので、ご了承ください。
また、断定をした内容でなくても、削除させていただく場合がありますので
ご理解の上、投稿していただきますようお願い致します。

私自身は、地震雲を否定する気持ちもありませんし、地震雲と言われるものが存在
するかもしれないとも思っています。 また、曇を見て不気味だと感じる事は、私にも
ありますし、皆さんと同様に、地震雲?と思ってしまう事もあります。
ただ、「○○以内に、○○地域で、M○以上の地震が起こる」というような【地震雲】
が発生し、またそれが【地震雲】であるという確証があれば別ですが、
現段階では、そこまでの予知はされていないと思います。
勿論、【地震雲】を研究されていらっしゃる方の持論を否定するつもりはありません。

もし、≪これが地震雲である≫という投稿をご希望の方がいらっしゃいましたら
その曇の写真と共に、衛星写真、気圧配置、天気図、写真撮影場所、方角、経過、
航空路との関係などを添付して、 以下の【管理者へ連絡】フォームより
送ってください。こちらで掲載させていただきます。
また、「変な曇」だと感じ、地震と関連づけるような内容の投稿につきましても、
同様に、上記資料を添付して送ってください。
ただし、「地震雲でしょうか?」という質問については、地震雲専門サイトへ
お問い合わせ願います。

 当サイトでは、コンパスの観測を中心に、動植物など、その他周囲の様子が、
普段と何か違いがないかどうか観察をしています。
雲だけを見て怯えていると、大切な前兆を見逃す事にもなりかねません。
また、安心を得るためにも、是非コンパスの観測をお願い致します。

なお、掲示板にてMUさんが投稿していただいたものを以下にて、抜粋させていただき
ましたので、ご参考にしてください。

※以下にMUさんより参考画像を提供いただいたのですが、
画像を閲覧することができません(現在はリンク切れ)
この画像を保存されている方がいらっしゃいましたら、
情報交換掲示板
または、以下の【管理者へ連絡】フォームよりご連絡お願い致します。

記:2005/1/6⇒訂正・追記:2005/3/27⇒修正・追記:2019/05/31



MUさんの投稿より抜粋
2004/11/05(Fri) 投稿文より

「火の玉?」と「地震雲」について残していたデータを探してみました。
以下のアドレスは以前紹介したものですが、関連の画像を加えています。
参考画像
ただし、前もってお断わりしておきますが、この解説をもって「火の玉?」「地震雲」を
否定するものではありません。UFOも地震雲もある。と思っています。
ただ、それぞれを公言する方の検証が不充分であって、余計な気苦労をする必要
などない。不安な雲と感じたら自分で判断と検証をすれば良い。と言いたいのです。
 まず、一番上左の画像を見て下さい。これは朝日に輝くまさしく地震雲と言われる
雲です。昨年12/9の日の出直後の撮影です。 
 当日(それ以前も含めて)、地震雲騒ぎが首都圏で拡がって、それぞれのサイトは
大騒ぎでした。確か当日午後には台湾とカムチャッカ(アリューシャンだったかな)で
地震がありました。この雲のヘリは、数時間後には私の自宅の真上に、位置して
いますので細部まで観察していて、同時にメッセンジャーで4〜5人と意見交換が
されています。
上右は自宅から真西に見える富士山。「火の玉」の解説に関わりますので後程・・。
 次に2段目左を見て下さい。
これは同日、朝7時の全球衛星画像で縮め過ぎて判り辛いですが、インド洋から
中国大陸東岸をかすめて、東支那海から日本列島南岸を通る気流(ジェット気流)と、
大陸と朝鮮半島の間にある雲の固まりに注目して下さい。このジェット気流は
気団の谷間(気圧の谷)に自然に生じるもので、地球自身の熱交換として機能
しています。つまり極地が冷え過ぎず、熱帯が過熱されないというものです。
2段目右
 ご存じの水蒸気画像・・。同日朝9時のものです。 この画像からインド洋から
ジェット気流として流れて来た湿気に、大陸からの湿気(雲)が西日本上空で合流
しているのが判ります。二つの気流が合流したのですから、その東側では流速が
早くなり、本流の北のヘリは湿気(雲)が強くなっています。もうお判りの事と
思います。この瞬間を地上から見たのが一番上左の「地震雲」なのです。

 続けて、3段目の画像。
これは別のサイトでこの時の地震雲騒動に関して作った画像です。
2段目右の画像に、東経130度と東経140度に縦長の画像を重ねています。この二つの
四角の画像は、東経130度と東経140度に沿って南北に大気を切断した断面で、
UPとある方向が上空、成層圏です。それぞれの大気断面を左右に開いています。
太い赤線が高度1000mの線。細い縦線が10000mを示していますが、注意していただき
たいのは、成層圏方向が拡大されている事です。
(列島のサイズに比べて、10000m=10kmを正確に合わせると、この断面図は
ペシャンコになります)。
この二つの画像には、青い曲線が入っています。これは、ジェット気流の速度を
示した等速線で一番内側が、160ノット(296.3km/h)となっています。
よく「長い帯雲が停滞している、アレこそ地震雲だ。その延長上の震源に注意せよ」
と予報が出されます。 しかし、このように自分で調べて検証すれば、みなさまが
怯えている地震雲は、極自然なジェット気流だと判るのです。
   続けて4段目の画像
どこかの天気予報士のサイトから勝手に拝借しました。
地震雲騒ぎ前日、12/8のジェット気流の位置を示しており、140kt<ノット>(260km)
とされています。 このジェット気流は列島の北から南下してきて、12/10以降
列島の南海上に出て、数日後に再度北上して、分岐拡散しました。 
南海上にいる間は地震雲だとは騒がれません・・。 おかしいと思われませんか? 
「翌日も同じ帯雲でありながら、本土から見えなければ地震雲だと騒がれないのです」
また、地震雲には多彩なものがあるのでしょう。 私が疑問に思う最大のことは、
常に動いている雲ですから「この画像は地震雲でしょうか?」と聞かれますが、
何故その瞬間の雲でないといけないのですか? 5分前でも、5分後でもない、
その瞬間の意味はなんでしょう? 誰も答えてくれません。

私は、朝起きてからまず水蒸気画像を見ます。 その画像から大気の大きい流れを
汲み取るのです。これが大平洋高気圧、ここが大陸高気圧、気圧の谷には
XX前線とが停滞して、低気圧が発生して移動している。 という具合です。
 次に可視光なり赤外線を見て、水蒸気画像との違いを見ます。見えない湿気と
見える雲を比較するのです。 最後に天気図を開いて、自分の受取った大気の
流れ(高層・中層)と地上の天気図との関係を見ます。 地震雲と言われる雲も
雲ですから、気象現象の範疇で解釈できるのです。
これは地震雲だと人を説得するには、このような裏付けを取らなければならないと
考えていますし、他人を惑わす恐れのある情報は、慎重に検証されるのは当然の
責任ではないでしょうか・・。
地震雲だと公言する方がたは、こういう検証をされているのでしょうか?
私にはそうは思えないのです・・。

 次に飛行機雲と帯雲について、私の観察範囲で簡単に説明します。
5段目は首都圏西側の航空路線図です。縦置きになって北が左になっています。
この画像の中央に縦に流れる路線があります。
Y20と名が付いていて、私の自宅(仕事部屋)から良く見えます。
 その右下にある丸囲みが富士山で、この範囲には入るなと注意書きがあり、
重ねて上側(東斜面)には訓練地なので、地上からある高度までは入るな。と
航空情報があります。
 6段目は地震雲騒ぎ同日、このY20の旅客機。飛行機雲を牽いています。一番下は
全く別の日に同航空路にできた薄い飛行機雲です。 なぜこの撮影をしたかと言えば、
飛行機雲の拡散の仕方が判り易かったからで、これは「地震雲」と騒がれるだろうと
思ったからです。 案の定、この雲が流されて行った首都圏では「地震雲では?」と
某サイトに流れました。 私の自宅からはこの航空路にできた飛行機雲が
発達していく様がつぶさに観察できます。
この画像のように拡散したり、逆に排気で刺激され、雲は厚く発達したりもします。
 ほぼ同じ位置を通るのですから、横風の場合は平行の飛行機雲が何本もできます。
このような飛行機雲を見て「地震雲だ」と言うことの虚しさは感じませんか?

ネット社会ですから、前段の地震雲同様に、ご自分で調べれば、すぐにその正体が 
判るのです。飛行機雲から航空路を割り出して、その高度の風向風速から逆算すれば、 
何時XX発のXX便の飛行機雲と判るのではありませんか・・。 
  せめて双眼鏡を手元に置いて下さい。 UFOかと思う光体も旅客機かも知れません。 
すべて自分で判断して下さい。  
 こんなことを書くと大概「出て行け! 他でやれ!」となります。 
私はアラシではありません。本当の地震雲を見たいんです。 

 そうそう、昭和南海地震の前日、12/20は地元ではフンドシ一丁で寝たらしいですよ。 
寒い筈の年末に暑かったのなら、その時どんな雲や霧が出たのでしょう。 
それこそが地震雲です。 
 
 
  2004年11月8日<月>/地震雲考察後記より

上の書き込みについて、読み返してみますと誤字脱字、言葉足らずの面がありました。
それはお許しいただくとして、ここで一番言いたかったことは「地震雲」だと言う前、
思い込む前に「まずご自身で調べてみましょう」というとです。 これは文中に
何度も書かせていただきましたが、そんなに難しいことではないです。
クリックだけで人工衛星の目が使える時代であるし、天気図(地上、高層も含め)も
何時でも手に入ります。気象予報士の個人サイトもあります。
大気の流れを読み取るだけで良いのです。 かつてラジオ放送だけでしか天気予報が
できなかった時代には、突然の台風襲来で津軽海峡の連絡船「洞爺丸」遭難の悲劇も
ありました。情報が少なかったのです。好きなだけ情報が手に入る時代にも関わらず
それを見ずに他人の判定に踊らされる理由はどこにも無いですし、地震雲研究の
キャリアに頼る必要もないのです。 漠然とした言い方ですが正確な情報を
見続けていれば、他人の地震予知や警報を鵜呑みにしなくなると思います。
 このテーマの最後に、検証することの必要性を(しつこく)申し上げます。 
他人を説得するためには、確かな裏づけを提示しなくてはなりません。 
この場合、「<この雲写真は地震雲である>と研究家から認定された。ですから今すぐ
避難体制を取って下さい」と、市町村行政に提示できるかどうかを考えてください。
 笑われるか、「話しはお聞きしました。内部で検討して、後日その結果を口頭で
お知らせいたします」という返事でしょう。 地震雲予知は、時に命に関わるもの
ですから、予知、警報乱発を重ねて自らを落とし込んではならないし、
地震予知遊びの対象でもありません。
 新潟地震後にも、この地震を予見していたと主張されている方もおられますが、
小千谷市に警報を出されたのでしょうか。 他の確かな観測状況と宏観も含めて
行政に提示して説得することができれば、あるいは・・と思うのです。 
まだまだ発展途上であって、発展しているのかどうかも判らない民間地震予知ですから
情報として受け取ったとしても、他人を頼らずご自分で、その情報を吟味して
判断する必要があると思います。
   こちらでは、先の私の書き込み以来地震雲に関する話題が切れてしまいましたが、
怪しい雲を見た時に、みなさまが真剣に取組んでおられるのだろうと考えております。







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